日時 | 令和7年5月24日(土)18:00~19:30 |
---|---|
講師 | 歴史作家 関 裕二 氏 |
会場 | 2階イベントルームA |
参加費 | 2,000円 |
定員 | 50名 |
平安京遷都は、古き良き時代の日本の終焉であり、文明に抗い続け、強い権力の発生を嫌った「ヤマト」の思想は、埋没していく。縄文時代から継承されてきた民族の神宝・ヒスイの勾玉は東大寺に封印され、人々の記憶から消えていった。
こうして、藤原氏だけが栄える時代が到来する。
長岡京(京都府向日市、長岡京市、京都市にまたがる)、平安京遷都によって王家と藤原氏に利用され捨てられた秦氏は、ここから太子信仰を広め、藤原氏によって追い落とされたヤマトの豪族たちの恨みつらみを、民衆の信仰の中に植え
付けていくことに成功した。さらに、葛城で生まれた修験道は、中臣神道によってねじ曲げられた神祇祭祀を嘲笑い、太古の記憶を留めた信仰に育っていく。
ヤマトは捨てられたが、民族の三つ子の魂=「大和魂」は、脈々とネットワークを拡げていったのだ。
イベント詳細や申し込み、問い合わせ先は、主催者ホームページよりご確認ください。