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「史跡&古墳巡り『御墳印帖』プロジェクト!」(2講座)

日時令和6年12月19日(木)~12月20日(金)
会場2階 イベントルームA

「ほっかつ」と呼ばれる奈良県北葛城郡は、奈良盆地の北西部に位置し、古くは葛城氏に関わる地域とされ、数多くの古墳や社寺が営まれました。
飛鳥・奈良時代には敏達天皇系王族の経済基盤であったとも言われています。古代ヤマト王権から昭和初期まで奈良盆地の交通の要であった川の集まる地域の政治・経済・社会を紐解きます。

御墳印帖プロジェクト

【講座1】王寺町×河合町学芸員トークバトル~交通の要衝はどっちだ!?

王寺町は大和の玄関口、河合町は川の合流地にあることから、ともに大和川を通じた交通の要衝地といわれています。確かに、王寺町には明治時代の王寺駅や飛鳥時代の西安寺があり、河合町でも廣瀬神社や大塚山古墳群があって、河川交通との関わりがうかがえます。
本講座では、王寺町と河合町の学芸員が、どちらの町が交通の要衝と呼ぶにふさわしいのかをトークバトルしながら、北葛(ほっかつ)の地域的な特質を見ていきます。

  • 日 時:令和6年12月19日(木)18:30~20:00
  • 講 師:王寺町学芸員 岡島 永昌 氏 / 河合町学芸員 吉村 公男 氏
  • 参加費:無料
  • 定 員:50名

【講座2】馬見丘陵の史跡

~史跡上牧久渡古墳群と片岡城跡を中心に~(上牧町講演)

奈良県の北葛城郡は、大阪に近い奈良盆地の西部にあたるので、古代には大陸文化が大和に入ってくる最初の場所となります。このため上牧町では大和でも最古の銅鐸が出土し、中国製の鏡をもつ最古級の古墳が見つかった史跡上牧久渡古墳群があります。その後もここは早くから王家の領地となり、飛鳥・奈良時代の有力な古墳や、都へ送る瓦を焼いた瓦窯跡もあります。戦国時代には、松永久秀と織田方の戦いの舞台となった片岡城があり、これら遺跡の豊富な奈良県の中でも重要な古墳・史跡・城跡をご紹介します。

~特別史跡 巣山古墳を中心に~(広陵町講演)

広陵町内にも数多くの遺跡がありますが、特に馬見丘陵には古墳が多く存在します。馬見丘陵は奈良盆地の西部に位置し、東西約3km、南北約7kmの丘陵です。丘陵には数多くの古墳が築造され、これらは馬見古墳群と呼ばれています。
「特別史跡 巣山古墳」も馬見古墳群の中に存在します。今回は、広陵町内の史跡に登録されている古墳に触れながら、全国有数の規模と内容を誇る巣山古墳をご紹介します。

  • 日 時:令和6年12月20日(金)18:30~20:00
  • 講 師:上牧町文化財専門員 関川 尚功 氏 / 広陵町文化財学芸員 木下 彰人 氏
  • 参加費:無料
  • 定 員:50名
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注意事項※キャンセルされる場合は申し込み時に届いたメールに記載のURLより手続きをお願いいたします。
※受講券等の発行はいたしません。
※受付・開場は開始30分前から行います。受付前の講座室周辺での待機等はできません。
※筆記用具が必要な方は、持参いただきますよう、お願いいたします。
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