日時 | 令和6年9月14日(土)14:00~15:30 |
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講師 | 総本山金峯山寺寺史研究室長 池田 淳 氏 |
会場 | 2階 イベントルームA |
参加費 | 無料 |
定員 | 50名(先着順) |
吉野・大峯地域が「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録されて、2024年に20周年を迎えます。このことを記念して、“吉野・大峯と山伏のこころ ~幽・雅の歴史と世界遺産の未来~”を切り口に、吉野大峯の心をお届けする連続講演会をおこないます。
吉野・大峯は蔵王権現がまもる聖地・霊場として、とくに平安時代に信仰をあつめました。本連続講演会では、その象徴である「藤原道長の来山」、そして「蔵王権現と山伏修行の世界」を中心に吉野大峯の世界をご紹介し、「世界遺産吉野大峯のこれから」を見つめたいと思います。
この講座で、私たちの愛する“吉野”の魅力を知り、さらに吉野を身近に感じてください。そして、「日本人のこころのふるさと」「世界遺産と日本一の桜絵巻の里」吉野へ是非足をお運び下さい。
【今回の講演内容】吉野山の桜の伝播‐雪に見立てられ、亀に植えられた桜‐
吉野山の桜の比類なき美しさと特異性は、広く知られています。例えば、美しさを表現するために、和歌や古謡では吉野山の桜を雪に見立てました。また、特異性を説明するために、鎌倉時代京都嵐山の亀山の仙洞御所に吉野山の桜を植えたという故事が引用されます。
これらの和歌・古謡や故事は、吉野山の桜の美しさや特異性の伝播とどのように関係しているのでしょうか。古来日本人が懐き続けた雪への期待や、雪の色である「白」に対する感覚、亀を冠した御所に桜を植えることの意味を踏まえて考えてみます。
【講師プロフィール】総本山金峯山寺寺史研究室長 池田 淳 氏
総本山金峯山寺寺史研究室長兼文化財主任、大阪芸術大学・龍谷大学非常勤講師、公財阪本龍門文庫評議員。専門は日本芸能史、現在は群小猿楽座の変遷が主要な研究テーマで、吉野の神仙境観もあわせて研究対象としています。
【今後の講演予定】※各回毎に申し込みが必要です。講演の約1ヶ月前にHPに掲載し、募集を開始します。
日付 | 講演内容 | 講師 | |
第5回 | 10月12日(土) | 琴つま弾くと天女は舞い降りてー五節舞と吉野ー | 吉野町役場産業観光課 学芸職員 中東 洋行 氏 |
第6回 | 11月9日(土) | 金峯山寺の山伏修行~世界遺産「吉野大峯」に抱かれて~ | 金峯山寺執行長 五條 永教 師 / 金峯山寺役僧 林 覚道 師 |
第7回 | 12月14日(土) | 鼎談『吉野人が語る世界遺産「吉野大峯」の魅力』 | 金峯山寺執行 樋上 孝教 師/ 吉野町観光大使 石田 紗英子 氏/ 金峯山寺渉外室長兼世界遺産室長 田中 岳良 師 |
第8回 | 令和7年1月11日(土) | 小鼓から紐解く「吉野金峯山寺と能楽」 | 能楽 囃子方 大倉流小鼓方十六世宗家 大倉 源次郎 師 |
第9回 | 令和7年2月8日(土) | 対談『世界遺産「吉野大峯」の過去・現代・未来』 | 吉野町長 中井 章太 氏 / 金峯山寺管領 五條 良知 猊下/ 吉野町観光大使 南 かおり 氏 |
第10回 | 令和7年3月8日(土) | 「御堂関白記」に見る金峯山詣で 私見 | 金峯山寺渉外室長兼世界遺産室長 田中 岳良 師 |
申込方法 | ページ下部の「申し込みはこちら」よりお申し込みください。 |
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問い合わせ | 奈良まほろば館 情報発信課【業務時間】10:15~19:00 TEL: 03-5568-7081 / FAX: 03-5568-7082 |
注意事項 | ※キャンセルされる場合は申し込み時に届いたメールに記載のURLより手続きをお願いいたします。 ※受講券等の発行はいたしません。 ※受付・開場は開始30分前から行います。受付前の講座室周辺での待機等はできません。 ※筆記用具が必要な方は、持参いただきますよう、お願いいたします。 |